Allotment ロンドンの家庭菜園

 ロンドンでも家庭菜園はとても盛んで
ここ数年は特に人気があり、住宅街や公園の中に
小さく区切られた畑がびっしりと並んでいるのをよく目にする。
日本でもやっている人は多いけれど、ロンドンは大都会にしては
とても多いような気がする。
Tubeの地上の路線からもよく見えるし、規模も結構大きいものが
少なくない。
やはり野菜などの物価が高いのと、ほとんど輸入に頼っている
食料に対して、安全な食べ物を求める人が多いからだろうか。

Ann Hechleの親友で、Kentishtownに住むFelicityのAllotment
(家庭菜園)に連れて行ってもらった。
土いじりは大好きなので、ワクワクして出掛けた。

まだ冬でほとんど何も植わっていない
区画もあった。
そら豆(broad bean)が植えられている
ところが多く、寒い中、小さくてかわいい
葉っぱが並んでいた。


その日はあいにくの小雨混じりの寒い天気だったので、
長時間滞在できず、畑を歩いて見て回るだけだった。
それでも、とても小さい面積の畑はそれぞれの持ち主の
特徴がよく出ていて、見あきない。
「今はあまりいい時期ではないけれど。もう少し暖かくなって、
春から夏に来たら、本当に素敵なのよ。」
とFelicity。

毎週2回は来て作業をするという
Felicity。この日は自分の家庭から
出た生ごみを持ってきて、
畑の横に作ってあるコンポストに
入れていた。

Felicityがご主人と一緒に作った区画。
周りと違ってとてもおしゃれにレンガで
区切っていた。
野鳥やねずみが来ると言って、
ネットをかけていた。
ここでも空豆の芽が出ていた。

比較的整然としているアロットメント。
土は黒々としていた。

「人によって植えるものが全然違うから
見ているだけで楽しいのよ。」
とFelicity。

このAllotmentはロンドンでも有数の大きな公園
Hampstead Heathのすぐ隣にある。
公園の東側になるだろうか。
畑の向こうには立派な茅葺らしき家が
立ち並んでいた。ここからの眺めも素敵で、
「この景色がとても好きなのよ。」
とFelicity。

「ここのいいところは、人々がいろいろ工夫して
お金をかけずに廃品を利用してものを作っている
ところなの。」
確かに、出来合いのものよりも、道で拾ってきた
ような針がねやブロックなどを工夫して
いろんなものに変身させていた。
中には、コツコツと横の小川から水を引いて来て、
畑のすぐ横まで小川を引いて来ている人も。

石を積んでとてもきれいに作っていた。

ここでも葉ものがきれいに植えられていた。


中にはこんなGreen houseを作っている人も。
中では木工作業ができるよう、小さな作業台
まであった。
日向ぼっこによさそう。
ちゃんと雨水利用できるようになっていた。

「ここの人は、捨ててあった蔓を器用に
組んで、こんな立派なフェンスを作ったのよ。」
とFelicity。
アーチの門と垣根はしっかりと組まれ、
とげとげの扱いにくそうな蔓なのに、
よくやっているなぁ、と感心してしまう。




「ここを使い始めたのは8年前。
その前に8年間待ったわ。
今は何年待ちだと思う?
40年待ちなのよ!」

子供が産まれたらすぐに申し込んでちょうどいいかも。
ちなみに1年間の使用料は約6000円程度。

「こんなに土地を持つことにあこがれている人が
たくさんいるというのに、この88区画の中で
ちゃんと土地を有効利用していない人が3分の1
もいるのよ。中には、この近所に住んでいて、
自分の広い庭を持っている人もいるの。
本当に狭い家に住んでいて、庭に焦がれている人に
利用させてあげた方がいいと思うのだけど。」

このAllotmentの利用の仕方は野菜を作るだけでなく、
天気や気候のいい時に、家族で来てピクニックを
するという人も結構多いらしい。
どうりで、椅子やテーブルがある畑も多いと思った。
暖かくなってまた見に来て見たいなぁ。


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